みなさん、こんにちは。
前回、花粉症対策の総まとめとして、
・セルフチェック
・治療方法
・家の中に持ち込まない工夫
などをお話しさせていただきました。
今回は、花粉症対策の詳しい内容をみなさんに知っていただけたらと思います( ^ω^ )
花粉症対策の基本は早めの対症療法と、花粉をできるだけ回避するセルフケアです。
ここでは、それぞれ具体的な方法を紹介します( ^ω^ )
花粉症の人もそうでない人も、自分に必要の対策を知って実践しましょう。
症状を和らげる『薬物療法』
花粉症の治療では、強く出ている症状に応じて薬物療法が行われます。
・眠気が出ない飲み薬がほとんど
飲み薬の中にはかつて副作用として眠気が起こるものがありました。
しかし、改良が進み、今は眠気が出ない飲み薬がほとんどです。
眠気が出たときは我慢せずに医師と相談して薬の変更を検討しましょう!
・早めに飲み始めるのが重要!
薬の効果を得るには、花粉が本格的に飛び始める前から薬を使い始める「初期療法」が有効。
花粉症が話題になり始めた頃に、2、3日連続して鼻水、くしゃみが出たら薬を飲み始めてください。
・点鼻薬は症状がなくても毎日点鼻
医療機関で処方された点鼻薬は、症状の有無に関わらず毎日点鼻するのが基本。
市販の点鼻薬には症状が出た特に使うタイプがあるので、用法容量を確認してから使いましょう。
点眼薬には、症状がなくても点眼するタイプも
1日2回点眼するタイプは、症状がなくても朝晩定期的に点眼します。
症状が出たときに使うのは1日4回または6回点眼するタイプ。
症状がツライから多めにさすなど自己判断で回数を変えないで。
体質改善が期待できる『舌下免疫療法』
スギ花粉症を根治する可能性のある治療法です。
舌下免疫療法ってなに?
花粉症の原因物質であるスジ花粉エキスを少しずつ体内に入れて、
徐々に体をスギ花粉に慣らしていくのがアレルゲン免疫療法。
その代表がエキス剤を舌の下に入れる舌下免疫療法です。
毎日服用、最低3年以上継続推奨
1日1回スギ花粉エキス剤を舌の下に入れ、一定時間保持した後飲み込みます。
少量から服用し始め、その後決められた一定量を最低3年、できれば4〜5年継続して服用します。
5〜12月治療開始
治療を始める時期は、スギ花粉が飛んでいない5月から12月くらいまで。
スギ花粉が飛散している時期はスギ花粉に対して過敏になっているため、副作用が出やすくなるからです。
大多数の人に効果
舌下免疫療法を含むアレルゲン免疫療法では、8割前後の人に有効性が認められています。
また、治療開始後初めてのスギ花粉飛散シーズンから、多くの人が実感しています。
子供も受けられるの?
5歳以上であれば受けられます。
5歳以下に関しては、スギ花粉エキス剤を舌の下に一定時間飲み込まれずに置いとけるなど、
正しく服用できると医師が判断した場合飲み受けられます。
外出時の花粉症対策
花粉との接触をできるだけ少なくなることで症状を軽減できます。
マスクとメガネで花粉大幅減
マスクをしていない場合に比べ、
通常のマスクで約70%、花粉症用マスクだと約80%以上花粉をカット。
通常のメガネでも、メガネをしていない時に比べ目に入る花粉量は半分に減少。
ツルツルした素材のアウターを選ぶ
羽毛立ちが多いウール類は花粉が付着しやすい素材です。
コートなどのアウターはナイロンやポリエステルなどのツルツルした素材や、特殊加工を施した花粉付着抑制素材のものを選んでみても◉
家の中の花粉対策
花粉の季節でも家の中では安心して過ごせるようにしたいものですよね。
部屋の湿度は40〜60%
空気の乾燥も花粉を舞い上がらせる原因になるだけでなく、鼻や喉の粘膜を傷めます。
睡眠で長時間過ごす寝室などは、加湿器を使って室内の湿度を40〜60%に保ちましょう!
布団や洗濯物は外に干さない
花粉の室内への進入経路として意義に多いのが、布団や洗濯物の取り込み。
布団や洗濯物の外干しはできるだけ控えて。
特にタオルなど毛足の長い洗濯物は花粉が付きやすいので部屋干しに。
花粉症対策を詳しく知っていただけたでしょうか(^^)
花粉症かもと内心思っている人、
花粉症だけど自身の取り組みを見直したい人、
家族に花粉症がいる人、
それぞれの立場で出来る対策もあるので、
早速今日から実行していきましょう\(^^)/